2024年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
去年からメインストーリーを追っていたトワツガイがサ終するとのことで、中等部と公演時期が近くて迷ったのですが、次の機会はないかもしれないと思って行ってきました。
スタァライト以外の2.5次元を見るのは初めてではないのですが、友達付き合いとかではなく原作を知った上でちゃんと見たのは初めてです。基本的に演者目的で観るものだと思ってたけど、コンテンツが好き、キャラが好きでも十分楽しかった。
目当ては正邪のツガイ。本編後に披露されるキャラソンが観たかった。でも声優さんが歌ってるわけじゃないから、そこは割り切って楽しもう!という気持ちだったのですが…演者さん、声優さんの歌声に寄せてる???ってびっくりするくらい歌い方も声質も似ていて、自分でも信じられないくらいめちゃめちゃ感動しました。
スタァライトは声優さんと演者が同じというのが売りですが、違っていても違和感がないものなんだなと。特に晶を演じてる野本さんがツルを演じると知ったときは、観劇前はあまり想像がつかなかったのですが、声のトーンは全然違っていても表情の作り方や感情の載せ方がツルだった。衣装の着こなしも完璧。ビジュアルがツルすぎる。
他の演者さんもキャラクターまんまって感じで、特にツガイじゃない、CAGEの職員のトリたちが完璧すぎでした。双子のツガイもより好きになれました。
物語自体はかなりダイジェストでしたが、それも良かった。どこを切り取っても美味しいところしかなく、どこを見ても常にクライマックス。途中から読めてないストーリー部分に突入したのですが、話は分かったし、それぞれのツガイがそれぞれの関係に決着をつけていく怒涛の展開を見届けられてよかったです。
#舞台感想 たたむ
中等部リメインズ、「キラめきを奪い合う」というテーマに真面目に取り組んでいる。
今までは、役を奪い合うというわりにクレールはひかりでフローラは華恋で、奪い合ってなかったですよね。奪い合うんじゃなくて「二人でスタァライトをする」のが華恋のスタァライトだったので、それでいいんですけど。スタリラのレヴューも「役の解釈を深める」ためで、負けたとしても負けそのものが解釈となり、役自体を剥奪されることはなかった。
今回は、本当に、尊とステラがサロメという役を奪い合っている。二人のデュエット曲の歌詞を起こすと、二人はまったく別の方向からサロメという舞台にアプローチしていることが伺えますし、最後のワンフレーズまで歌い通した尊がより役に近いことを物語っています。
江嵜さん、今までスタァライトが勢いで押し通してきた部分からテーマを拾うのが上手すぎでは。
あとタイトルの「リメインズ」、これは♯2のテーマ曲『百色リメイン』を彷彿とさせます。中等部劇中はずっと雨が降ってますが、つまりこれは聖翔にとっての青嵐のことで、これが終わったら雨が止んで虹がかかるのかな。
今更だけど『百色リメイン』って「百色でありつづける」、「私たちはずっとカラフルなままだよ」ってことで、つまりひさななは♯2を凝縮した関係性ってこと…。
#舞台感想
今までは、役を奪い合うというわりにクレールはひかりでフローラは華恋で、奪い合ってなかったですよね。奪い合うんじゃなくて「二人でスタァライトをする」のが華恋のスタァライトだったので、それでいいんですけど。スタリラのレヴューも「役の解釈を深める」ためで、負けたとしても負けそのものが解釈となり、役自体を剥奪されることはなかった。
今回は、本当に、尊とステラがサロメという役を奪い合っている。二人のデュエット曲の歌詞を起こすと、二人はまったく別の方向からサロメという舞台にアプローチしていることが伺えますし、最後のワンフレーズまで歌い通した尊がより役に近いことを物語っています。
江嵜さん、今までスタァライトが勢いで押し通してきた部分からテーマを拾うのが上手すぎでは。
あとタイトルの「リメインズ」、これは♯2のテーマ曲『百色リメイン』を彷彿とさせます。中等部劇中はずっと雨が降ってますが、つまりこれは聖翔にとっての青嵐のことで、これが終わったら雨が止んで虹がかかるのかな。
今更だけど『百色リメイン』って「百色でありつづける」、「私たちはずっとカラフルなままだよ」ってことで、つまりひさななは♯2を凝縮した関係性ってこと…。
#舞台感想
中等部公演Remains、見てきました。
パンフレットに「中等部の第二章となります」とあったので、もしかして全体的に6作構成なんだろうかと推測。来年は確実にあると思うし、早く来年が見たいです。
以下ネタバレありの脚本に対する感想
少し物足りないと感じたことも
今回5人も新登場して尺は足りるんだろうかと思っていたら、続き物でした。人物の感情の積み上げにかなり時間を割いていて、今までとは比べ物にならないくらいドラマが厚くなってます。
聖翔と青嵐は全ての関係性がクレールとフローラに帰結するけど、シクフェはそうではないんですよね。だからそこに当てはめることのできない関係性や感情が見られるのがいい。しかもキャラクター10人の群像劇、そこから生まれる複雑な感情を「こんなに分かりやすく描ける???」ってくらい分かりやすく描かれていて、多分これが江嵜脚本の真骨頂なんだろうと思った。
ロマーナがめちゃめちゃ個性的で魅力的。完全にヒール校。バチバチでツンツンな子たちはどうしてこんなに可愛いんでしょうか。この路線のまま、青嵐やエーデルみたいにぬるくならないでほしいけど、どうかな。江嵜さんならヒール校のままわいわいさせることは出来ると思う。
でも、ちゃんと中等部ちゃんたちも負けないくらい魅力的で、しっかりとしたドラマがある。
ロマーナが一切登場しない後半戦はすごかったです。それまでロマーナにわくわくしていたのに、一気に中等部ちゃんに持っていかれてしまった。なんといっても詩呂とクイナの成長ぶりがえもすぎる。二人のことが大好きになったし、一作目で感じていた「りょんりょんのしたたかな部分って、消えたのかな」とか、「みんくは結局舞台少女としてどうなりたいんだろう?」とか、そういう疑問をピンポイントで突いてきて嬉しい。
各個人のドラマが厚くて、10人分の見どころがある。あのリボンのカーテンの中にならぶ5人のメインビジュアルを見返すと、色んなことが伝わってきてえもすぎです。
以下ちょっとネガティブなこと。
観客が少なすぎでは😂
土曜昼公演なのに平日昼並にガラガラでびっくりしました。おかげで視界良好でしたが…。高校生組が出ないとこんなに違うんだと。去年も一昨年もなんだかんだ特典いっぱいつけて、高校生組で釣ってましたもんね。私はむしろ高校生組が出ないからこそ現場で見たいと思ったけど、知名度の差って如実に出るんだな。
レヴュー、ないほうが良かったかも。
なんでレヴューするのか分からなかったです。あまりにも唐突だし、何を奪い合うかもわからなかった。青嵐は「スタァライトを上演するために引き抜きをした」という明確な理由がありましたが、今回はそれもなかったような。見直せばあるのかもしれませんが。まだ終わってないのにロマーナ自ら逃げを選択したのも疑問です。
レヴューって、精神世界で本音をぶつけ合うだけのものではなくて、「今観客に見られていて、逃げたくても降りることが出来ない、演じ続けなければならない」はずで、だからヒリヒリすると思うんですが、そういうのがなかった。今回、一番逃げたかったのは良子。いっそのこと良子が勝ち残る展開でよかったのでは。レヴュー内での成長がないというか、形式的なものになっていて、少し物足りなかったです。
Remainsの全体的な感想としてはこんな感じです。
青嵐BBに中等部ちゃん出るけど、ファンが増えるといいなあと思うし、来年の新作公演が今から楽しみになってしまいました。
#舞台感想
たたむ
未だ中等部公演の余韻の中です
特にお気に入りの関係性とかキャラクターがいるわけではないのですが、Xにアップされてた公演中の写真など見返していると、キャストの方々が世界観やキャラクターを大切にしてることが伝わってきて、もちろん物語もそこで描かれるそれぞれの感情も好きだし、もう少し愛でていたい。私の愛で方は絵やまんがを描くくらいなので、まあそんな感じですが…
さらに踏み込んで妄想したりとかは今はないですが、そういうのが描きたくなったらサイトに上げるかも。Xはファンアートの域に留めておきたい。
アーカイブも終わったし青嵐公演もひかえているので、長くは続かないと思います。ひさななも描きたいし!