♯4の情報が色々出ましたね。
睡眠用BGMで精神を落ち着けています。

以下、二層展開式と時系列について。



♯4のあらすじ、ちゃんと二層展開式でしたね!!
私がスタァライトの舞台を見ようという一番大きな動機が「二層展開式だから」なので、ほっとしました。

「二層展開式」と聞いたとき、例が古いんですが、『冷静と情熱のあいだ』という映画にもなった恋愛小説がパッと頭に浮かんだんです。二人の作家が交互に連載する形式を取った小説で、私は恋愛に興味がないので読んでないんですがすごく面白い試みだなと思ったし、スタァライトもそういうふうにアニメと舞台が折り重なって、どちらか一方だけではなく両方見てこそ深く楽しめる作品なんだな、面白い取り組みだな~と思ったんです。

♯2のときはキャストたちもこのことを強くアピールしてたと思うんですが、ロンドロンドロンドのとき、どこからも「♯2の続き」という声はなく…二層展開式という文句も聞こえなくなりました。Twitterで見かけるプレゼン資料では、舞台とアニメは別の世界線として扱われていることが多かったです。

たしかに設定を細かく精査していくと矛盾が産まれるので(地下劇場の在り方とか🙄)、仕方ないのかなあと思う反面、TVシリーズ、スタリラ本章、各舞台などなどはすごく時系列に気を付けている印象がずっとあった。

スタァライトは一人の作家がコンテンツについているわけではないので、設定の矛盾は生じる。でもそういう矛盾を越えて全媒体を繋ぐ存在がいます。キャラクターの分身であるキャストさんたちです。

キャストが、アニメで得た感情を舞台に持ちこめば、舞台のキャラクターはアニメと繋がります。スタァライトってそういうメタ的な視点を持って初めて完結する作りになってるんだと思う。アニメのほうは積極的に私たち「観客」を巻き込んだ作りになっていますし、コミカライズを読めば、走駝先生のいる聖翔と劇場版の聖翔が繋がってるんだとわかる。

♯3の花道のシーンはキャラクターを脱いだキャストさんたちの素を出した演技でしたし、劇場版の上掛けが飛んでいくシーンも「役を降りる」意味なので、このへんは繋がっていて、♯3の綺羅星を経た彼女たちがワイルドスクリーンバロックを終えキャラクターを降り、♯3の花道シーンでキャストの素を出した卒業式を行い、劇場版のEDに繋がっていくんだと思った。

こんな感じで、「別の世界線だとしても同じことが起こっている」というぼんやり解釈でこれまで見てきました。正直♯3と劇場版できれいに終わった感じがしていたので、♯4は高校演劇選手権を主軸にして完全に別時空の話になっても仕方ないかな~とちょっと不安でしたが、卒業目前ということで、三年生の聖翔祭が終わったあとなのかな? とりあえず劇場版や他の舞台との平行時空ではないようなので、ちゃんと二層展開式でした。よかった~。


個人的な時系列メモ

TVシリーズ・♯1(2年生5月)
スタリラ本章
♯2(3月)
♯0(春休み)
♯3→BG(4月前半)
Delight(4月後半?)
ロンドロンドロンド
劇場版(5月)
♯4


スタァライトの劇場版についてきてくれた友だちに「舞台は別だよね」と言われても「うーん」としか返せなかった。「繋がってるから見て」とも言えない。私は『冷静と情熱のあいだ』を知っていたし、他にも並列して話が進むような時間トリックを扱った小説やゲームが元々好きだけど、そうじゃない人に説明するのは難しいし別々に見たほうが楽しめるならそれが一番です。逆から見れば私は、全部繋げたほうが構造的な面白みが増していいね~という感じです。

たたむ

つぶやき