#ひさなな
久しぶりに眠れないので妄想日記

やっぱりひさななには「秘密の花園」をやってほしい。以前合同誌の中でインタビューを描いたんですけど、改めてぴったりだなあと思った話です。

どうもななって「子ども扱いされたら心を開く」ように描かれている気がする。TVシリーズを見たときは「大人びてるけど実際は17歳の女の子」くらいの意味合いで受け取ってたのですが、もっと幼い子のイメージで、更にそれが、ななが相手に心を開くトリガーになってる。だから氷雨ちゃんもソロモンの中で「お腹いっぱいの子どもみたい」だと言ってる。この台詞を氷雨に言わせることで、「ななは氷雨に心を開いている」と示したのだと思う。

で、どうして「子ども扱いされたら心を開く」のかなと考えたら、やっぱりななの一番深い繋がりが親子関係しかなかったのかなと。ここは完全に妄想ですが。友達への心の開き方が、経験的に親子的なものしかないというか。でも別に香子のようにはっきりと「甘えたい」わけではないんですよね。相手の優しさを独り占めしたいわけでもない。家の外では甘えないことは常識として持っていて、甘えた姿を見せるというのは、あくまで親しくなったサインかつ無意識の部分なのかなと思います。

あとこれって純那との特別な繋がりを維持するための設定なのかなと。もしこれがななの主軸になると、ななが欲しいのは一緒に舞台に立つ仲間ではなく甘えられる友達ということになっちゃうし、それってもう舞台とは関係ないし…。それでこれが♯2で言ってたななの「見せるほどのない弱さ」なのかなとも。(だからこそ、ソロモンの指輪で例の台詞を氷雨が言うのは本当に衝撃的なんですよね。氷雨はそこに到達できないものだと思っていたので)

と色々考えて、孤独で愛を求めるなな、それに対等に並び立つ氷雨という意味で「秘密の花園」はやっぱりぴったりだと思ったんです。友だちを子ども扱いするって、ある意味で相手を見下す行為だと思うんですけど、子ども扱いしながらそれを尊重できる物語だし、子どもであり大人びているコリンと、相手と常に対等に向き合おうとするメアリは、ななも氷雨もはまり役です。冬の庭園を整えて華やかな春を迎えるシチュエーションもぴったり。

今やってる新刊が落ち着いたら少し考えてみようかな。
たたむ

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